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live-ichiro@NAGOYA その1

一路真輝さんのチャリティーライブを見に、5月31日、無事に名古屋に行って帰ってきました。
感想等、ブログ更新をすぐにしなくちゃ、と思いつつ、ちょっと時間がかかってしまって・・・
更新に間が開くと、なんとなく「ちゃんと書く」ことが課題になってしまうような気がして、自分の中でハードル高くなってしまうのですが、
すいません、そんなにちゃんとは書いてません007.gif
ま、以下気軽に読んでいただければ。



 
 
 

31日の午前中まで仕事をして1時過ぎの新幹線に飛び乗り、栄についたのが3時過ぎくらい。
午後6時30分からの1stステージ、9時15分からの2ndステージを無事に見終えて、
帰りは人生初の夜行バス、という、ややきつい旅程でしたけど、
行ってよかった・・・いや、行けてよかったと思える、素敵なライブでした。

いくら葛山さんがゲストで出てるからといっても、もし、ホストが一路さん、もう御一方のゲストが山路さんでなければ、
無理してでも行ってみようとは思わなかったかも知れません。
それだけ私の中で、アンナ・カレーニナで見せてもらったお二人の役者&歌い手としての魅力は大きかったのだけど、
今回のライブは、そこらへんをまったく裏切らない、とても素敵なライブでした。

こじんまりした会場(200席はなかったと思う)に、段差の小さなステージがあり、バンドはグランドピアノとチェロだけ、というクラシックな雰囲気。
アーティストカクテル「花夢幻」(ノンアルコールで、アップル・ピーチ・パイナップルジュースあたりを使った、色の綺麗なカクテル)を頂きながら待っていると、バンドの方が入場。
華麗なピアノに乗って、左側から一路さんが登場し、私のすぐ脇を通ってステージへ。
舞台での扮装姿しかよく知らなかった私の目には、とても自然体な一路さんが新鮮に映りました。
水色と白のロングドレスで、大胆に肩や背中を出しているのだけど(お肌綺麗だった・・・)、髪型やメイクがとてもナチュラルで。
一気に親しみが沸いたのですが、歌い始めたら、やはり一路さんで。

ライブはまず、ジュピターやオンブラ・マイ・フなどクラシックの名曲メドレーから入り、それからご挨拶。
震災の被害を目にして、何か出来ればと思っていたところにライブのお話をいただいたので、チャリティーでやりましょうということで受けられたそうです。
(私も観客としてチャリティに協力出来て嬉しいです)

それから、現在の子育ての中で出会ったという、宮崎駿映画の曲を2曲。
「君をのせて」が良かった・・・。
このライブ、一路さんの現在から過去へと思い出をたどっていくような構成になっており、次のコーナー(?)では、一路さんが宝塚をやめてから出演されたミュージカルの曲、最後は宝塚時代の曲、とさかのぼってたくさんの曲を歌ってくれました。
私は、ミュージカルも知らないし、宝塚もまったく知らないので、結果、知らない歌、初めて聞く歌ばかりになってしまったのだけど、
それでも、嘘でなく、こころ揺さぶられる思いで聞いてました。
1stも2ndもセットリスト(って言うんだよね~?)はまったく同じだったので、2回聞くことが出来て、さらに深く鑑賞できた。
特に、モーツァルト!からの「星から降る金」が心に残りました。曲のタイトルだけは聞いたことがあったんだけど、こういう歌だったのか、と。

宝塚時代の曲には、心と思い出と、いろんなものが詰まっているような感じがしまして、歌そのものというよりも、ファンの方の気持ちになって一緒に感動してたような気がする。
ラストを締めくくった「私だけに」という曲は、宝塚エリザベートの中の同名曲を、小池修一郎さんが一路さんのために歌詞を作りかえてくれた、一路さんのためだけの曲で、一路さんが退団の時に歌ったものだそうですが、
そういう歌を、今になっても歌うことのできる一路さんは、舞台人としてとても幸せな人なんだなと思いました。

中学生のときに宝塚と出会い、感動して、そこから一直線で宝塚に進み、そして成功して今があるという一路さん。
宝塚受験に際し一路さんの背中を押してくださったという恩師の方や、同級生の方も見えられてましたけど、今の一路さんを見て、その方々も感無量なのではないかしら、と、またそこも「もらい感動」してました(笑)

歌はほんとに凄かったのですが、
一路さん、こういう形式のライブは初めてということらしく、そこここに緊張感が漂っていて、
トークでもいろいろ段取りが、あっちへ飛んでいったり戻ってきたりして、
それが悪い方へ出てなくて、とても可愛らしくて楽しくて良かったです。


さてゲストの男性二人ですが(笑)
当初、山路さんはお仕事の都合で2ndしか来れないはずだったのだとか。
そして1stには葛山さんがゲスト、この二人は言わずと知れた(?)三重県コンビなので、名古屋の一路さんのライブに、東海つながりで参加したんだそうです。
結局のところ、山路さんもお仕事の都合がつき、新幹線で二人で一緒に来て、ゲストとして二人とも1stにも2ndにも参加して、同じ歌を歌ってくれるという、凄く嬉しいことになったわけですが(笑)
このへんの道行は、山路さんのブログ参照をおすすめします(笑)
(葛山さんの公式サイトのメンバーズにも、二人のツーショットが載ってますけど、ROUTEメンバーじゃない方は、山路さんとこの写真も同じなので、こちらをどうぞ)
写真でもわかるとおり、葛山さんの服装は、白シャツにグレーのスーツという、いかにもさりげない雰囲気。
だけど、最近のテレビ(バラエティ)出演時の、ストール巻き巻きのスタイルより、ずっと男前度が上がる気がするのは私だけではないと思う。うん。
やっぱり素材の良さを生かさなくては。
対する山路さんこそ、ストールだったり長い丈の上着だったり、髪型にも気合の入ったおしゃれさんでしたが、さすがにピッタリ決まって、色っぽいったらなかった・・・。
カレーニンでも宝塚BOYSの池田さんでも蔦重でも素敵でしたけど、こ~~んなに色気のある方でしたっけ。
やられました。

ミュージカルの歌の部が終わったところでゲスト登場だったのですが、
1stでは葛山さんがまず登場。
一路さんが「お友達」と紹介してくれて「同じ年の子供がいるんです」って補足する葛山さん。
「アンカレでご一緒して」と説明したのも葛山さんで、一路さんをさりげなくフォローしてました。
一応、FWとかライブとか、葛山さんのほうがトークでは経験豊富???
(でも宝塚でもお茶会とかあるのよね???)
アンカレのトークショーのときにも言ってましたけど、初演のときはあまり接点がなかったという二人。
今回一路さん曰く「初演のときは、話しかけられるようなオーラがなかった」そうです・・・。
ま、そういう雰囲気ではなかった、ということなんでしょう(笑)
「レイヴィンは自分を追いつめちゃう役なので、初演のときには自分を追いつめてましたから」らしい。
そして亀山出身、というような話もでて、一曲、ということで「涙そうそう」。
葛山さんが歌う間に、一路さんは引っ込んでお召しかえでした。
「涙そうそう」はいつ聞いたっけ~~?というくらい昔のFWで聞かせてもらったけど、今回は、音響のせいもあって、すこしこもった声に聞こえちゃった。
でも、緊張してると言いながらも、とっても気持ちよさそうに歌ってる葛山さんを見てると、やっぱり東京でもライブしてほしいなあという思いが沸いてきます。
FWのカラオケも、いいんだけどもね012.gif

お着替えした一路さんは、今度は黒にラメが入ったドレス。そして山路さんも登場。
葛山さんが退場して、一路さんと山路さんのデュエットで「夜のボート」(エリザベートより)。
すれ違う夫婦の歌だそうですけど、ちゃんと歌詞を聞いてみたら哀しくなるようなすれ違いっぷりでした(爆)
一路さんはいつも演じてた役だと思うけど、山路さんは初だそうで、それなのにこんなに歌えるなんて凄いなあ。ミュージカルナンバーは、そうそう簡単に歌えるもんじゃないでしょうに。
山路さんの実力を見せつけた歌唱でしたね~~。

2ndでは、最初に登場したのが山路さん。
「アンカレでは真面目で固い印象だけど、そうでもないんですよね」という紹介をする一路さん(笑)
そしてすぐに葛山さんが呼ばれ、「これでキティがいたらアンカレが出来るわ」と楽しそうな一路さん。
・・ヴロンスキーいないんだけど、葛山さんがやる???
葛山さんも「いなかにかえると~~♪」とレイヴィンの一節を口ずさんだら、山路さんが「や~る~ぞっ!♪」と続けて、仲良さげなアンカレトリオ。
一路さんが「私が、というより、この二人がとっても仲がよくて」なんだそうで、カラオケでも気が付いたら一緒にいる・・・というのは、ファンは知ってます・・。
「山路さんは、目標にしている先輩です」という葛山さん、「賞も取られて」とここでもフォロー?
一路さん「そうそう、菊田一夫演劇賞をお取りになって・・アンカレと宝塚BOYS」「僕、どっちも出てます!」という葛山さん、
いつか賞を取れるといいね、とちょっと思っちゃいました・・・。

「夜のボート」はちゃんと気持ちを切り替えて歌わなくちゃいけない曲だそうで、1stでも「信吾ちゃんがいると気持ちが切り替わらない」とブツブツ言ってた一路さん、2ndでは山路さんといったんハケて、葛山さんに「空気変えておいて」という無茶ぶりしてました。
「できないです・・」といいつつ、「涙そうそう」を歌う葛山さん。
今度は、最後のサビのところで山路さんが入ってハモってくれました。
そのあと、夜のボートの続く前に、葛山さんが「お二人の素晴らしい歌をどうぞ!」と再三再四煽って、面白かったです。

最後に、アンコールは「見上げてごらん夜の星を」
一路さんが2番まで歌い、そのあと、1stでは葛山さんが入って、最後は山路さん。
2ndでは、先に山路さん、それから葛山さん。
どちらも、とても素敵なハーモニーでした。
宝塚のドラマチックな歌のあとで、しっとりと落ち着いていて、いつまでも聞いていたかった・・・。


(その2に続きます)

by e_r_u | 2011-06-05 13:45 | 音楽活動